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英語の下地を作る算数の文章問題 [英語]

学習教室「Willseeds」を運営するTOH先生のブログ、
「日々の思い」がとても面白いので最近投稿記事を読ませて頂いています。

そのTOH先生が、3回にわけて
「算数の文章題ができないのは「国語力」のせいじゃない。」のタイトルで記事を書きました。
書かれている内容に深く共感いたしました。

TOH先生の文章から引用:

『「国語の力」と「文章題を解く力」とは僅かに重なる部分があるとしても、大きく見れば全くの別物のように思う。
文章題を解くためにつけるべき力としては、「数量感覚」と「イメージ力」というところなのかなと、今の時点ではそう感じている。』
          
    ↑
(TOH先生のブログでオリジナルの投稿文章を読んでください。)


TOH先生が言うように「数量感覚」と「イメージ力」、これがないと文章問題は解けないと私も思います。
TOH先生の文章に刺激を受けました。 刺激をもらったので、私も書きたくなってしまいました。

語学に生きはじめた私の、「語学の視点」でこれに近いお題を語ってみます。
TOH先生みたいにうまく書けるかな?

題:「算数の文章題でも「国語の読解力」は磨かれる」

私の考え:
「文章問題を解く」のに必要なスキルというものがあり、
その中の一つに「文章を読みとるスキル」が含まれる。
だから、国語力を強化しても文章問題は解けるようにならないかもしれないが、
文章問題を解いていると「読解力」が伸びる。


言葉とイメージを「同致させていく練習」が「語学」だと考えております。

英語は、イメージと言葉(音や文字)を同致させて獲得していく「学問」なのです。
で、、日本語の獲得も同じなんだと気づきました。

語学の視点で考えても、子供の頃に「どんぐりの算数文章問題」をやる事は、
その後の外国語を学ぶのに必要な下地を築くと感じています。

算数の文章問題が「外国語の学習に有効」??!!
って驚いていますか? 

はい、、この算数の文章問題が外国語獲得の基礎を作ってくれると考えるようになりました。
糸山先生は、「まず絵を描く」を強調しています。
これがポイントです。 文章の内容を、絵に描かないと「語学」につながりにくくなります。

文章問題を読む → 絵を描く → 文字・記号に変換する 

糸山先生は「絵を描くこと!」と強調しています。
これを語学的に考えると、
算数の文章問題を使って、イメージと文字記号を同致させる練習をしている事になるのです。

言葉とイメージを「同致させる練習」が「語学」なのです。

しかも算数の文章問題には、「紙に絵を描いて、そのイメージを変化させながら = 考える」というプロセスが加わっているので、
ただ本を読んで、言葉にそってイメージを動かすだけの「読む作業」にひねりが加わっているのです。

算数の文章問題を解くということは、
文章に書かれている情報を整理し、
必要な情報をインプットし、
絵、文字、記号などに変換し(アウトプット)、
正答を導くという一連の作業ですね。

文章から獲得したイメージを絵に描くことで、
具体的な視覚イメージに変換します。
その絵を見ながら、、
今度は、イメージを数式や言葉に変換させていくのです。

言葉とイメージを何度も往復して「同致させていく」語学と同じ練習が、
算数の文章問題を「絵にして解く」事でできているのです。
この文章問題だけをやっても英語を話せるようにはなりませんが、
英語(言葉)の獲得に必要なエッセンスが詰まっているのです。

『言葉とイメージの「同致」』と最初に教えてくれたのは、
素読舎の根石吉久さんです。 

言葉とイメージを往復させる練習として、
作文、絵日記、紙芝居の製作、なども有効だと思いますが、
『イメージと合致している「言葉」の獲得』が少ない子供に作文ばかりやらせるより、
楽しい文章問題を沢山やらせた方が、良いかな~とも考えております。

文章読解力をつけようと本を沢山よませたとします。
本を読むだけでは、文字からイメージを想起して動かしているだけで、
頭をつかって「それ以上考える」という事がありません。

内容に「考えさせられる」って事はありますが、
読むだけでは、文字に沿ってイメージが動いているだけです。

算数の文章問題は、自ら積極的にイメージを動かしにいきます。 

子供の場合、
獲得しているイメージが薄いので、文字を読んでもイメージが動かないの子も多いかもしれません。 文字を音にするだけで精一杯の子もいるのかもしれません。
言葉からイメージを想起する練習が足りないからですね、、きっと、。

そこで自分でイメージを確認できる「絵を描く」が有効なのですね。
指導者側も学習者がどこまで理解しているのか絵をみて確認できます。


抽象的な概念は目に見えないので、イメージの獲得が難しかったりします。
愛とはなんぞや? 神とはなんぞや? 普遍の真理とはなんぞや?
そういう事を大昔から哲学者さん達が考えてきて、その掴みどころのないイメージを、
数学や言葉で表現しようとする試みをずっとやってきています。

この「存在しないもの」「目に見えないもの」を、
イメージしようとするという力は、我々がもつ宝だと思っています。

そういう抽象的な概念を扱えるようになるためにも、
この基本の視覚イメージでトレーニングを積んでおく必要があるのだと思います。


言葉とイメージの間を、何度も往復するのが良いのです。
子供のうちは、具体的な視覚イメージである方が楽なようです。

文章理解は、算数の文章問題に書かれている内容を「読み取る」という作業で充分訓練されます。


どんぐり問題以外にもイメージと言葉の合致をさせてくれる素敵な学習方法がありそうです。
学習教室「Willseeds」 さんは、そういう教育をされているのだと思います。

「イメージ」と「言葉(音・文字・記号)」を、
激しく往復しながら同致させていく練習を重ねて行くことで、
使える言葉を獲得していくのだと思います。

少なくとも語学はそうです。

論点に戻ります。
算数の文章題でも「読解力」は磨かれます。 
文章に書かれた内容を、絵に描く事で磨かれるのだと思います。

********* 

か~眠いです~。 明日も仕事早いから寝ます。  ざっとタイプしてキチンと見直していません。 文章もくどいです。 長文で読みにくくてゴメンなさい。  


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コメント 4

ram

算数の問題を考えるときに確かに図にしてたりしてますね。 それと、文章の読解力はシンクロしているわけですね。納得です。
by ram (2007-06-01 07:28) 

yoshi

> 確かに図にしてたりしてますね。 

図に描けない子がいるのです、、私の身近に、(苦笑)。  絵が描けるなら文章を読んで理解できているという事なのです。 糸山先生は、答えを導き出せくても絵を描ければ「それで良し」としています。 間違った回答でも指摘したり正答に親が導かない所がポイントです。 

抽象的なイメージは絵にしにくいですから、小学生の低学年のうちに文章を絵にする、気持ちを絵にする(絵日記とか)、紙芝居を大人と一緒に作成するなど、遊び感覚で「イメージ⇔言葉」を、何度往復できると良いと思っています。
by yoshi (2007-06-02 06:08) 

畑野そらまめ

はじめまして。
以前から時々お邪魔させていただいています。
LD(?)かもしれない息子(小二)と、こだわりの強い3歳児の母です。

塾でどんぐりを使っていますが、子供たちから「国語がわかるようになった」という声がでてきました。
これが何よりの証明・・・かな、と思います。
by 畑野そらまめ (2007-06-06 08:58) 

yoshi

そらまめさん、、初めまして~ ヽ(=´▽`=)ノ
時々お邪魔してくれてたんですね!
ありがとうございます! <(_ _)>
糸山先生が書いてますけど、イメージと言葉を何度も往復できる学習は、言葉の獲得に有効だと思っています。 紙芝居を作って、ストーリーを展開させていくとかも面白いですよ。 子供にストーリーやセリフを語らせて、親が文章を書くんですよ! 子供に字を書かせよとするとすぐにやらなくなります。 (^▽^)
遊びの延長みたいなものなので、ストーリーの展開は子供、親は一切口出ししない、文章を書きとめてあげるのは親がやる。 親に元気エネルギーがある時にお試しください。 

また書き込んでくださいね! お待ちしてます!
(^▽^) 
by yoshi (2007-06-06 23:02) 

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